HSBC中国のメリット・デメリット
みなさんこんにちは。投資部会長のロキです。
HSBCはH(香港)S(上海)B(バンク)C(コーポレーション)の略称ですが、今は、HSBC中国とHSBC香港と区別されています。同じ中国の中ですが、その区別は、ほかのHSBC(マレーシアやシンガポール)よりもはっきりしています。
そんなHSBC中国のメリット・デメリットを他のHSBCと比較しながら紹介します。
HSBC中国のメリット①
それは、金利の高さです。経済成長を遂げ、最近は金利低下傾向にありますが、それでも日本の金利と比べたらとんでもないです。
私がやっている定期預金は1年もので年利1.8%です。また、2年ものでは、2.35%のものもあります。
インターネットバンキングから手続きでき、利子も定期的に入ってきます。
HSBC中国のメリット②
これは以前の記事でも紹介しましたが、口座維持手数料がかからない最低限の預け入れ額がHSBC系列の中で最も低いということです。
以前あった日本では、1000万円。
本場香港では、1300万円強。
中国は800万円です。
その他の国より安いです。
HSBC中国のメリット③
これは、HSBC中国、HSBC香港両方を開設して思ったことですが、HSBC中国のほうが口座開設の敷居が低いです。
HSBC中国は、口座開設の情報も少なく、飛び込みでトライしましたが、資料さえそろっていれば簡単に開設することができました。というより、開設することに行員が意欲的でした。
このことは、どの支店にも言えることではないかもしれませんが、参考までに。
さあ、ここからはデメリットです。
HSBCのデメリット①
それは、資金移動が手間ということです。
HSBC中国では、HSBCが売りにしているグローバルトランスファーができません。これは、銀行の問題というより、中国政府も問題かもしれませんが。
ですので、せっかく、中国で開設し、香港に資金移動しようと思ってもできないのです。なので、手持ちしかありません。
これは、将来的に非常にデメリットであり、口座にお金がたまっても、いざ日本に帰るとなったときなどに困ります。
HSBC中国のデメリット②
香港も中国もマイナンバーの提示は必須です。しかし、中国はそれに加えて、金融商品の売買のために「タックスナンバー」が必要になります。
現地の会社で就職し、給料を貰っている人には問題ありませんが、私や私と同じように日本からの派遣で中国に来て、給料は日本からという人はこの「タックスナンバー」がありません。
私自身、作るまでは、安全で金利の高い(4%)金融商品を買えると喜々としていたのに、非常に残念な結果となりました。
HSBC中国のデメリット③
最後ですが、HSBC香港とのシステムがつながっていないということです。
私が香港で開設する際、証明できないことが1つ発生して、それをHSBC中国の口座から情報を得て欲しいとお願いしました。しかし、
「HSBC香港と中国ではシステムが違うため情報を得られても、参考にならない。」
と言われました。何のためのグループ会社なのだと驚いた限りです。
今回はHSBC中国のメリット・デメリットを紹介しました。HSBC中国の情報はネット上にも数が少く、私も困りました。これが、誰かの役に立てばと思います。
ではまた。