8%越え!?ベトナム版ダウの犬 戦略
こんにちは。投資部会長のロキです。今回は、ベトナム株の銘柄選びのヒントとして、ダウの犬で知られる投資法をベトナム市場で考察してみました。
1 ダウの犬戦略とは?
ダウの犬戦略は、NYダウ銘柄30株の中で、配当利回りの高い順に並び替え、その上位10銘柄を購入する方法です。
年末に並び替えをし、その後1年間保有して、また組み直すという方法で、安定的かつ、パフォーマンスを発揮してくれます。
この方法は、多くの人が実践し、報告がインターネット上にあります。
そこで、私は、ベトナム株式市場でも同じようなことができないかと考え、並び替えやスクリーミングをして、自分なりのベトナム版ダウの犬(ベトナムの犬戦略)を構成してみました。また、ちょっと変化を加えた、ベトナムの子犬戦略も紹介します。
※ データは、2019年10月頃のものです。
※ 各種データは私なりに調査したものです。また、あくまで個人の見解です。
※ ネーミングのセンスはご了承ください。(笑)
2 ベトナムの犬戦略 10種
まず最初がベトナム犬戦略10種です。
これは、ダウの犬戦略をそのままマネしたものになります。
HOSEと呼ばれるホーチミン証券取引所の中で、時価総額と流動性の高い銘柄30種をピックアップしたのが、VN30と呼ばれます。つまり、これがダウですね。
VN30を配当利回りの高い順に並び替え、上位10社を選んだのが、上の表です。
ここで、注目するべきは、平均利回りです。サイトで確認すると、2019年のダウの犬の場合、平均利回りが3.83%でした。これは、100万円投資した場合、年間で3万8300円の配当が得られることになりますね。
しかし、ベトナムの犬の場合、5.12%を誇ります。
これだけでもすごい!と思う方も多いのではないでしょうか。
でも、題名の8%越えと話が違いますよね。次はそれについてです。
3 ベトナムの子犬戦略 10種
先程は、VN30と言って、時価総額上位30銘柄でした。しかし、ちょっと範囲を広げて、時価総額上位60銘柄まで考慮することにしました。必然的に、時価総額が小さい銘柄が登場することになります。なので、ベトナムの子犬としました。
上位60銘柄を配当利回り順に並び替えると上の表のようになります。
なんと、平均年利が8%となります。
いかがでしょうか??素敵ですよね。
100万円で8万円の配当!ベトナムは夢があります。
4 ベトナムの子犬 戦略 5種
最後にご紹介するのが、私が実際に2月に入ったら購入しようと考えている、ベトナムの子犬戦略 5種になります。
これは、3で紹介した10種の中から、よりすぐった銘柄になります。
具体的に、
〇ROEが10%以上
〇ROAが5%以上
〇PERが10~15倍あたり
〇自己資本比率が50%以上
〇過去3期の経常利益率が+であること
という感じです。この用語については、 こちら で確認できます。
そして、平均年利を求めると、驚きの9.42%となりました。
ベトナムの犬、子犬10種にくらべて、業績分析がしてあるので、私としては信用できる5種だと考えていますし、なんといっても、配当利回りが9%越えというのが魅力的です。
さらに、ベトナムの経済成長に乗っかれば、9%の配当に上乗せした利益が生まれることでしょう。
5 最後に
今回紹介したのは、もちろん希望的観測です。しかし、時価総額に裏付けられる企業の大きさに加えて、5項目にわたるスクリーミングによって信頼性は高いと思います。
あと、私も買います!!自分の考察を自分で検証してきたいと思います。
ご参考になればと思います。
では、また。