株高 債券高 投資するならどこ? 安全資産を買いたい人必見
みなさんこんにちは。投資部会長のロキです。
ここ最近、株も債券も、仮想通貨までも堅調に推移しており、世の中に金あまりの人々が続出しています。
みなさんも、どこに投資すればいいのか。何に投資すればいいのか。安全資産とはなんなのか。色々困っているのではないでしょうか。
私もその一人で、投資先に困っています。
私の現状は以下の通りです。
・株資産が大半を占め、安全資産が少ない。
・安全資産は持ちたいが、利回りの悪いものは持ちたくない。
・生活費とは切り分けた資産が少し余っている。
このような状態なのです。
そこで、投資部顧問のヤタロさんにお話を聞きました。その内容を以下にまとめたのでご参考になさってください。
1 今は、「安全資産=債券」という考え方ではだめ。
2 財務諸表の良い、出遅れディフェンシブ株を狙え。
3 利回りは重要。
4 働かないお金は、やはり働かせた方が良い。
詳しく見ていきましょう。
1 今は、「安全資産=債券」という考え方ではだめ。
安全資産=債券というのは、今まで、鉄板の方程式でした。
株価が下落するとき、債券が上昇するため、株と同時に持つことで、資産の目べりを抑える効果があったためです。
がしかし、今はどうでしょう。
株は連日過去最高だの、29年来の高値だの、祭り状態。
債券も、みんなが買い漁ることで、価格が上昇し、利回りは下がっています。
写真はLQDというETFです。
52週の最安値が104USD
52週の最高値が139USD
そして、現在価格137USDです。
いかがでしょう。上げっぱなしなのです。
さらに、価格上昇により、利回りが下がり、2.67%です。
物価上昇目標が2%ですから、これでは低すぎます。
今までなら、株価上昇に伴って、債券を買おう!となるはずなのですが、それができず、困っています。
2 財務諸表の良い、出遅れディフェンシブ株を狙え。
そんな時に活用できそうなのが、
・財務諸表の良い
・出遅れ
・ディフェンシブ株
です。
まずは、財務諸表ですね。
注目するのが、ROEです。
企業がお金をいかに上手く投資できているかがわかります。また、投資家のお金を上手く増やせているかということでもあります。
これが、基本的に8%以上だと優良ですので、チェックしています。
これだと、かなりいいですね。
また、営業利益率が高く、借金の少ない企業かどうかを見ますね。
次は、出遅れです。
今の株価が、他の株に比べて値上がりしていないものを選びます。
良い企業でも、株価の伸び代がなければ、面白くありません。
このように、コロナから上昇か??と思いきや、なんだか上げられずにいますよね。こんな感じが私は好きです。
このように、コロナ後の復活ができていなかったり、ずるずる下げている企業を見つけます。
最後に、ディフェンシブです。
例えば、「高級ワイン」は景気の悪い時に買いますか?
買いませんよね!これは、景気敏感株になります。
例えば、「電気」は景気の悪い時に買いますか?
買いますよね。これは、ディフェンシブ株になります。
つまり、生きていくのに必要不可欠になっているモノ・コトを取り扱う企業の株はディフェンシブ株と言えるわけです。
これらを買うことで、安全資産である債券と同じような効果を得ようというわけです。
3 利回りは重要。
債券の利回りを紹介しましたが、世の中の物価上昇にはある一定の目標値があります。
例えば、物価上昇2%を掲げている国では、100万円の物は、1年後、102万円に値上がりしていることになります。
つまり、それよりも低い利回りの投資先というのは、無意味と言ってもいいのです。(値上がりを無視した場合)
となると、安全資産といえども、3〜4%は最低でも欲しい。
富裕層でないとなると、5〜6%は欲しいのです。(切実!!)
こんなの最高!!
4 働かないお金は、やはり働かせた方が良い。
最後ですが、これは3と似ています。
もし、家にお金を寝かしていたら、そのお金は、インフレによって、値が落ちます。
もし、生きていくのに必要なお金以外があるのなら、やはり、働かせた方が良いでしょう。
私は、今、60万円分の余剰資産がありますので、それを今後投資していくつもりです。
最後に
あなたが、少しの勇気と、少しの余剰資産があったなら、
あなたが、投資先がなく、困っているのだったら、
あなたが、コロナ渦で、より安全に投資を始めたいなら、
債券に変わる安全性と、インフレ率より高い利回りの投資先を選ぶと良いでしょう。
つまり、
「財務諸表の良い、出遅れディフェンシブ株」
です。
もし、参考になれば幸いです。
次回、私が見つけた香港ディフェンス株をご紹介します。
では、また。