2021年版 HSBC香港口座 作るメリット・デメリット 手数料比較
2021/02/14
みなさんこんにちは。投資部会長のロキです。
私の投資は、HSBC香港の口座を開設したところから、始まりました。
始める時も、HSBC香港から香港株を買ったり、米国株を買うことが今後の基本路線でした。
今は中国で駐在をしていますが、4月からは日本に帰ります。
これからは、日本円で給料をもらうことになります。
そんな時、
「HSBCでの投資のメリットは?」
と言う貴重な意見をもらいました。
即答できない僕。
実は、薄々、海外に銀行口座をもつメリットを感じられていなかったのです。
そこで、一度、
・HSBCのメリット
・HSBC香港の投資運営にかかる、諸経費
を洗い出してみることにしました。
HSBC香港のメリット
①格付けの高い銀行である。
これにより、より安全なところへ資産の一部を分散することができます。日本の地銀やネットバンキングが今後安全かどうかも分りません。
また、預金保険制度によって、日本の銀行の普通預金は1,000万円まで保証されます。が!外貨預金の場合は保証外のです。
つまり、日本の銀行ばかりに預けていることが一つのリスクとも捉えられます。
そんな時に、HSBC香港なら日本の銀行よりも格付けが高いため安心というわけです。
②配当が株でもらえる制度(scrip divident)
HSBCでは、全ての銘柄ではないのですが、株の配当時に、メールが届きます。そこには、
・株式配当で受け取りますか?
・現金配当で受け取りますか?
株式での受取りの場合、利益確定ではないので、税金がかかりません。
これは、大きなポイントです。
現金での受取りの場合、通貨を選べる銘柄もあります。そのまま香港ドル?それとも米ドル?はたまたポンド?といった感じ!
もちろん、まだあります。
・11通貨を口座内で管理できる。
・HSBCプレミアなら、海外送金手数料無料。
・夫婦で共同口座が持てる。
などなど。
しかし、今回お伝えしたいのは、メリットではないのです。
このメリットがそこまでメリットとして働かないということがお伝えしたいのです。
私は、ここに不安を感じました。
ということで、手数料比較をしてみたのです。
これが、デメリットとなります。
HSBC香港と楽天銀行の手数料比較
想定
・日本在住
・給料は日本円
・楽天銀行からスタート
・100万円分を購入
・アメリカ株を購入
・100万円分を売却
それでは見てみましょう。ちなみに、全て円で表記してあります。(1USD=100円として)
HSBCの完敗
100万円というかなりまとまった金額でもHSBCへ送金後、アメリカ株を購入すると、3%近い手数料が発生します。これは厳しいです。
50万円分で投資!となると、さらに手数料の%は上がります。
なら、一気に1000万円!
と行きたいところですが、楽天銀行の送金限度額は100万円なので、これ以上割安にすることができません。
楽天銀行・証券の圧勝
為替手数料は投資金額に比例しますので、楽天なら一律0.25%です。往復させて0.5%となります。
また、買付手数料は、0円〜2200円という幅が持たせてあるので、一律ではありません。投資資金が少ない時は低く抑えられるのでいいでしょう。(売却時に、同じ金額がかかります。)
さらに、楽天指定の米国ETFについては、買付手数料が無料になります。給料が出たら、ちょくちょく買い付けるなんてことができちゃうわけです。
いかがでしょうか。
手数料を洗い出してみて、メリットよりもデメリットの方が大きいことが明らかとなりました。今までは、海外に暮らしており、米ドルで給料をもらっていたので、分りませんでしたが、日本に帰るとなると大問題です!
今後の計画
今の状況
・ラオスで不動産(中国元資産)
・日本で預金(日本円)
このようになっていますので、HSBCの資金を米ドル、香港ドルのまま、日本に送って、投資を進めようと考えました。
が、
(円で香港ドルを買って、それで株を買うことはできる。)
ということで、次のプランで行くことにしました。
今後の予定
・ラオスで不動産(中国元資産)
・日本で預金(日本円)
資金を移すのにも、さまざまな手数料がかかります。
そこで、HSBC口座は残し、香港株はそのまま投資し続けることにしました。
追加投資を行わなければ、手数料はかかりませんので、長期投資の観点で見守ることにします。
楽天では、給料→米ドル→アメリカ株or ETFという流れで、追加投資をバンバンしていくつもりです。
2月末〜3月は、アメリカ株を一度売却し、日本にドル送金していきます。
売って、買う間に値上がりしないことを願いつつ!
では、また。