中国銀行(BOC) 外貨両替事情
みなさんこんにちは。投資部会長のロキです。
今回は中国銀行(Bank Of China)での外貨両替についてお伝えします。また、ちょっとした中国の事情も紹介します。
1 中国銀行での両替について
中国では、米ドルを人民元に両替する限度額が決まっています。1月からの1年間で5万米ドルです。日本円で540万円ほどです。
また、一日に入金できる米ドルは5000ドルです。
また、5000米ドルを引き出そうと思うと、予約、パスポート、航空券が必要です。
また、米ドル→人民元の両替するのはインターネットバンクで出来ます。しかし、人民元→米ドルは窓口でないとできません。
大まかにこのような状況です。
2 両替のレート表示
写真左上の青線の部分が電子送金された米ドルの為替です。つまり、100米ドルを両替すると693.69人民元となります。
しかし、米ドルを自分で持ち込むとレートが悪くなります。それが、赤線部分になります。つまり、100米ドルを両替すると688.05人民元となります。
この差が約5人民元=80円ほど。1万米ドル両替すると80×100で8000円もの損失がでます。
3 現金手持ちの場合の海外送金
さらに、問題なのは、手持ちの現金を入金して、海外送金するときにも、赤線の為替が採用されるということです。
先日、手元にあった5000米ドルを香港へ送金しようと相談に行ったら、先ほどの差額差し引いてからの送金だと言われました。
つまり、80円×50=4000円もの手数料がかかるというわけです。
4 両替屋の登場
先ほどの赤と青の数値の間を取ってくれる両替屋が中国には存在します。海外旅行などにいっても、銀行よりもはるかにレートのいい両替屋がいますよね。それと同じです。
今回、依頼した人は、自宅まで来てくれ、100米ドル690人民元で取引してくれるとのことでした。現金を手持ちしている以上、これはありがたいです。
ということで、今回は、5000米ドル両替しました。
こんな感じになります。1枚が100人民元ですので、1枚1600円になります。50万円だとこんな感じです。
5 春節中の中国銀行の業務
中国を始め、アジアでは、旧正月が正月本番です。その旧正月である春節ですが、なんと、中国銀行は営業しています!!!これは驚きです。町の店はほっとんどしまっています。地銀のような小さな銀行もシャッター下ろして真っ暗です。
なのに、中国銀行は空いている。素晴らしい銀行ですね。
そこで、電子持ちの米ドル5000の海外送金と、両替屋からもらった札束の入金をしに行って行きました。
店舗は空いていますが、客がいない。みんな銀行などにようはないのでしょう。ガラガラです。
入金は主ムーズに済み、パスポート、キャッシュカード、現金を渡して5分で終了でした。
しかし、海外送金は断られました。春節休みだから!!送り先の問題もあるのでしょう。まぁ仕方ないですね。
春節明けにすぐさま投資スタート!と意気込んでいましたが、スロースタートとなりそうです。
今は、コロナウィルスの影響で中国もすごいことになってます。為替や株に変な影響がでないことを祈りつつ。。
では、また。